本社Staff Interview2006年入社 食品本部第四グループバイヤー

学生時代から小売店でアルバイトを経験。従業員一丸となって売場づくりをする楽しさを知り、小売業界に興味を持った。オーケーに就職後は5年間の店舗勤務を経て、食品本部でバイヤー見習いに。その後、物流部で物流センターの立ち上げを経験し、2021年より再び食品本部へ。現在は菓子の仕入れや新商品開発などに携わっている。毎日何種類もの菓子類の試食をするので、健康的な体型を維持するために筋トレやジョギングを欠かさない。休日は子どもと遊んでリフレッシュしている。

おいしくないものを安く売るなんて、絶対にしたくない!

部署・仕事紹介

部署・仕事紹介

食品本部第四グループで菓子の仕入れを担当しています。お取引先様(メーカー・卸売業者)から毎週持ち込まれる数十種類もの商品をすべて試食し、味・品質・価格をチェック。本当に良いと思った商品だけを毎週火曜日に開かれるオーケーの商品会議にエントリーします。また、食品メーカーとタッグを組み、PB(プライベートブランド)商品の開発にも関わっています。

「えっ、これ安い!」
このひと言が聞きたくて。

私が担当している「菓子」の特徴は、グロサリー部門の中でも最も商品の入れ替わりが激しいという点。毎週数十種類もの新商品の商談をお取引先様(菓子メーカー、卸売業者)と行っています。
おいしくないものや、品質面に疑問のあるものを安く売ることは簡単です。しかし、オーケーは、「高品質の商品を安く売ること」を何よりも大切にしています。だからこそ、毎週数十種類の新商品をすべて試食して、「おいしいかどうか」は厳しくチェックしています。ただ、私1人の判断基準では好みが出てしまうので、社内のいろんな人にも競合製品と一緒に数種類を食べ比べてもらい、意見を取り入れるようにしています。また、価格交渉もバイヤーとしての腕の見せどころ。オーケーが負けていたら「うちはもっと多く仕入れるから、その分値引きしてもらえませんか?と交渉をします。

家族とプライベートでオーケーに買い物に行った時に、「えっ、これ安い!」と驚くお客様の声が聞こえると、思わず嬉しくなってしまいます。この声が聞きたくて、日々交渉を頑張っていると言っても過言ではありません。

「えっ、これ安い!」このひと言が聞きたくて。

シェアNo.1の商品に
味・品質・価格で対抗するって、
無謀にもほどがあると思いませんか?

PB(プライベートブランド)商品は、NB(ナショナルブランド)商品と比べて製造コスト、広告費、物流費、人件費など、あらゆるコストを抑えて販売ができます。そのため、競合各社がこぞって開発に挑んでいます。オーケーでも、近年は「オーケーオリジナル」というブランドでPB商品を続々と展開中です。

私はこれまでにさまざまな新商品開発に関わってきましたが、特に思い入れが強いのが、2022年5月から発売されている「フルーツグラノーラ」。日清シスコさんとタッグを組んで、開発に挑んだのですが…正直言って、めちゃくちゃ大変でした。なぜかと言うと、ベンチマークしていたシェアNo.1メーカーさんのグラノーラ(みなさんご存じのあの商品です)があまりにも素晴らしすぎるんですよ。試作を繰り返せば繰り返すほど、シェアNo.1製品の圧倒的なクオリティの高さを痛感させられました…。

シェアNo.1の商品に味・品質・価格で対抗するって、無謀にもほどがあると思いませんか?

「新商品」が「定番商品」として
長く愛されるために、全力で情熱を注ぎこむ。

メーカーによってグラノーラの具材の製法や得意なドライフルーツが違うので、もちろん全く同じクオリティや味わいにはなりません。

「フルーツ感が足りない!もっと配合を見直さないと…」
「最初の方の食感は良いけど、牛乳と混ざり合うとココナッツの風味が弱い…」
と、試行錯誤を続け、ようやく納得のいく味・品質・値付けにたどり着きました。

数ヶ月後、ついに発売スタート。各店舗の協力の甲斐もあって、なんと発売直後1週間の売上はこれまで圧倒的No.1だったベンチマーク商品を超えることができました!…と、ここでは成功エピソードをご紹介しましたが、もちろん企画・提案した商品がすべてヒットするわけではありません。10種類新商品を発売して、その後定番商品として店頭に並び続けられるのはせいぜい1割程度。どんな商品がヒットするか否かは、お客様の評価次第。PB商品開発の世界はとてつもなくシビアです。

だからと言って、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」なんて手数勝負をする気はありません。私はどの商品にも全力で情熱を注いでいますし、商品すべてに誰よりも愛着があります。
数年後も残り続ける商品を、1つでも多く送り出したい。その一心で、日々新商品開発に挑んでいるのです。

「新商品」が「定番商品」として長く愛されるために、全力で情熱を注ぎこむ。

とある1日のスケジュール

7:45

出社

8:00

社内業務(メールチェック、前日の売り上げ確認)

店別・部門別の数字を確認し、改善策を毎日検討しています。

9:00

商談(3社)

ベンダー(問屋さん)やメーカーさんから提案を受け、すべての商品を試食し、商品会議で提案する商品を検討します。

12:00

昼食

13:00

商談(5社)

午後も商談は続きます。商談は1日6〜8社と行っています。きっと「思った以上に多い!」と思われるかもしれませんね。

16:45

退社

7:45

出社

8:00

社内業務(メールチェック、前日の売上確認)

9:00

提案資料最終チェック

10:00

ご意見カード回答

「こんな商品がほしい」といった、各店舗に寄せられる「ご意見カード」にすべて目を通し、回答をするのも業務のひとつです。

10:30

商品会議

毎週火曜日に開催され、各部門の本部長・副本部長・チーフバイヤー・バイヤー・アシスタントが勢揃いする「商品会議」は毎週緊張します。すべての商品を全員で試食し、承認された商品だけが店頭に並びます。

11:30

打ち合わせ

12:00

昼食

13:00

会議結果の共有(お取引先様へ)

商品会議の結果をお取引先様にご連絡。承認の降りた商品は、すぐに店頭に並べられるように手配します。

14:00

商品登録

発売が決まった商品の数量・サイズ・原価・売価などを入力する商品登録を行います。

15:30

次週提案会議準備

16:45

退社

学生の皆さんへのメッセージ

バイヤーの仕事は、商談相手との交渉力や社内の商品会議でのプレゼン力などが日々試されます。けれど、実を言うと私はオーケーに入社するまで人前で話すのが大の苦手でした。それでも、経験を積むことで人は必ず変われますし、堂々と胸を張って話せるようになっていきますよ!

学生の皆さんへのメッセージ