オーケーは、「オーケーがそばにあって本当に良かったわ！」お客様にこう言っていただけるようになりたい。という思いをずっと大切にし続けてきました。ときには「なぜそこまでこだわるの？」と驚かれるようなオーケー独自の取り組みや、その裏側にある企業風土などを、8つのキーワードを通じてご紹介します。
01
『オーケーがそばにあって本当によかったわ！』
と言っていただけるようになりたい
という創業者の想い
1928年、東京・日本橋の酒問屋の三男として生まれた創業者・飯田勧は、両親や兄弟と家業を営んでいました。
転機が訪れたのは、1967年。創業者が雑誌で「アメリカではスーパーマーケットが花盛り」という記事を目にしたことがきっかけで、日本でスーパーマーケット経営を始めようと決意しました。
その際、両親からは「お客様にとって無くてはならないお店、電車の駅のようなお店になるんだよ」という言葉で背中を押されたと言います。以来、創業者は両親の言葉を大切にし続け、「オーケーがそばにあって本当に良かったわ！」とお客様に言っていただけるようになりたいという一心でオーケーの経営に挑み続けてきたのです。
02
オーケーがお客様から
選ばれ続ける理由
「もっと良い商品をさらに安く販売できないか」「もっと美味しい生鮮食品を、もっと鮮度の良い状態で販売できないか」「もっと安全、もっと安心、もっとヘルシーな食品を販売できないか」「もっとお客様から信頼される誠実な営業ができないか」ーー。
オーケーの従業員は「オーケーをもっと良くするにはどうしたらいいだろう？」という視点を常に持って、日々の業務と向き合っています。
目の前のお客様に喜んでいただきたいという一心で、1人ひとりが真面目にコツコツと改善を積み重ねていった結果、人気ラジオの名物企画「スーパー総選挙」では4年連続1位（2017年～2022年）を受賞することができました。これからもお客様から選ばれ続けるために、あっと驚くような買い物体験を提供していきます。
※スーパー総選挙は2020年～2021年はコロナの為未開催
03
『高品質・Everyday Low Price』
への想い
実は、オーケーには「特売日」がありません。なぜなら、「Everyday Low Price＝毎日が特売」だからです。しかし、ただ安いだけの商品を、オーケーは決して売場に並べたりしません。
品質の良い商品の中から、「価値のある商品」「美味しい商品」「鮮度の良い商品」「健康に良い商品」「便利な商品」を慎重に選び、販売しています。
『高品質・Everyday Low Price』を掲げるようになったのは、経営の抜本改革に着手した1986年4月1日から。
取扱商品の総見直しを始め、商品の品質・売価を吟味し、品種を思い切って絞り込み、特売を無くすために、オーケーの普段の売価を競合店の特売価格に負けない売価に引き下げることを柱とした改善に取り組み、現在に至っています。
04
「オネストカード」
誕生秘話
「只今販売しておりますグレープフルーツは、南アフリカ産で酸味が強い品種です。フロリダ産の美味しいグレープフルーツは12月に入荷予定です。」
「長雨の影響で、レタスの品質が普段に比べ悪く、値段も高騰しています。暫くの間、他の商品で代替されることをお薦めします。」
…というように、オーケーの売場には「こんなこと正直に書いてしまったら商品が売れないのでは…？」と思われそうな「オネストカード」があちこちに掲示されています。
オネストカードを始めたのは、近所の八百屋さんが「この野菜は今日はあんまり良くないから他のにした方がいいよ！」と勧めてくれるような場を、スーパーマーケットでも実現したいという創業者の想いから。
「従業員が家族と一緒にオーケーで買い物をする時、そっと家族に教えるような商品情報は、お客様にもぜひお知らせしなくては！」という気持ちで取り組みを続けているのです。
05
648万人もの会員数を誇る
「オーケークラブ」
「オーケークラブ」は、入会すると本体価格×3/103（3%相当）※の割引が受けられる会員カード。会員数は約648万人にものぼります（2022年3月時点）。
なぜ「本体価格×3/103（3%相当）※」という変わった割引方法かというと、経緯は消費税法が施行された1989年に遡ります。
当時、オーケーは基本方針の『高品質・お買徳』に『Everyday Low Price』のコンセプトを加えてから約3年程経過していました。この方針の定着のためにも売価を引き下げることにした際、「輸出産業は為替が3%位円高になっても大騒ぎしない。輸出産業が度重なる円高を乗り越えて力強く成長したように、我々も頑張ってみようではないか」という決意を形にするために割引を始めたのです。その結果、徐々に『Everyday Low Price』がお客様に定着していきました。
※食料品のみ（酒類を除く）
06
「競合店対抗値下」に懸ける想い
オーケーの店内には、『万一、他店より高い商品がございましたら、お知らせください。値下げします。』というポスターが掲げられており、ナショナルブランド商品については地域一番の安値を目指しています。
そのために、従業員が近隣の競合店の売価を調査し、オーケーの価格が競合店の価格（特売品・目玉品を含む）より高い場合、『競合店に対抗して値下げしました。』のPOPをつけ直して値下げして販売しています。
ここまでしてオーケーが「競合店対抗値下げ」にこだわる理由。それは、熱烈なオーケーファンのお客様に「オーケーで買って損をしたなぁー」と言われたくないからです。日々、数あるスーパーマーケットの中からオーケーを選んでお買い物をしてくださるお客様に喜んでいただくためにも、オーケーは今後も地域一番の安値にとことんこだわり続けます。
07
納得した商品だけを
取り扱うための「商品会議」
オーケーでは週1回、担当役員・担当バイヤー・市場調査担当役員が一堂に会して商品会議を開いています。
商品会議には、
などが持ち込まれます。
会議に出された商品は、出席者全員がその場で食べて、味や品質、有害な添加物がないかなどをくまなくチェック。さらに、すべて別商品と食べ比べや使い比べをして、売価を吟味し、会議参加者が納得した商品だけが店頭に並ぶことを許されているのです。
08
「食品廃棄ロス ゼロ」への挑戦
近年、オーケーでは「食品廃棄ロス ゼロ」に向けて挑戦中です。その背景には、「廃棄ロスがゼロになれば、さらに売価が下げられ、お客様にも喜んでいただける」という思いが込められています。
具体的な食品廃棄ロス対策としては、「生鮮食品や総菜分野の冷凍化」や「精肉部門のノントレー包装」といった取り組みが進んでいます。
「生鮮食品や総菜分野の冷凍化」については、冷凍化することにより、売価もお安く提供でき、かつご家庭での冷凍保存が可能となりお客様にとっても大変便利なので、積極的に推進していきたいと考えています。また、「精肉部門のノントレー包装」についても、冷凍保存がしやすくなる、容器包装リサイクル費用やCO2排出量が削減できるといった利点があります。
SDGsの観点からも、こういった取り組みは今後どんどん進めていきたいと考えています。
